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HRBrain・カオナビ・SmartHR 評価機能を比較|選び方ガイド

評価ツールは「テンプレートの豊富さ」より「運用が止まらず、組織図・人事台帳と矛盾なく動かせるか」で選んだ方が、結果として現場の負担と説明コストが下がります。本記事では HRBrain、カオナビ、SmartHR の評価機能、加えて ChordOne を、現場運用と連携性の観点から整理します。

  • 評価ツール比較
  • HRBrain
  • カオナビ
  • SmartHR
  • OKR
  • 360度評価

この記事の要点

  • HRBrain は OKR/MBO/360 度評価のテンプレートが網羅的で、人事制度設計が固まっている 100 〜 1,000 名の企業に向いている。
  • カオナビは「顔写真台帳 + 評価」の連動が強く、マネージャーが部下の情報を見ながら評価する運用に向く。
  • SmartHR の評価機能は労務台帳と同じ画面で扱える点が最大の強みで、入社直後・異動直後の評価対象を漏らさない。
  • ChordOne は評価・組織図・サーベイ・称賛・情シスが同じ従業員台帳の上で動く構造で、20 〜 200 名のスタートアップ向け。月額 200 円/ユーザーから。
  • ツール選定では、評価単体の機能比較より「目標 → 1on1 → サーベイ → 評価 → 称賛」が同じ従業員台帳でつながるかを先に確認する。

なぜ評価ツール選定で迷うか

評価ツールの公式サイトは、ほとんどが「テンプレートの種類」「対応制度(OKR / MBO / 360 度評価)」「ダッシュボードの綺麗さ」を一覧表で見せています。ところが、実際に評価運用がうまくいかなくなる原因は、機能の有無より以下の 3 点に集中します。

  • 組織図・人事台帳と評価対象の整合が崩れる:4 月の異動直後、組織図側だけ更新されて、評価ツール側の「評価対象 = 旧チーム」のままになるなど。
  • 評価依頼と回収が見えない:誰に依頼済みで、誰がまだ未提出なのか、HR 担当が表計算で数えるしかなくなる。
  • 1 on 1・サーベイ・称賛が別ツールに散る:評価する側がコンディションや日々のフィードバックを参照できず、印象評価になりやすい。

つまり「評価機能の強さ」より、従業員台帳・組織図・1on1・サーベイと評価が同じデータでつながるかのほうが、運用継続性に効きます。比較表ではここから先に見ます。

比較する 5 つの観点

  1. 制度カバレッジ:OKR / MBO / コンピテンシー / 360 度評価のテンプレートと、自社ルールへのカスタマイズ深度。
  2. 運用負荷:依頼・回収・リマインド・未提出可視化が自動化されているか。HR が手で追わなくて済むか。
  3. 従業員台帳との連携:組織変更・異動・退職が評価対象に自動反映されるか。SmartHR / 給与 / 勤怠との片方向 or 双方向同期。
  4. マネージャー体験:部下の情報(評価履歴、1on1 メモ、サーベイ、称賛)を 1 画面で見ながら評価できるか。
  5. 料金とスケール:50 名・100 名・300 名でいくらか。最小契約期間。情シスが管理しやすい SSO / SCIM 対応。

HRBrain の評価機能

HRBrain は「人事制度クラウド」を看板にしており、評価機能はもっとも網羅的に揃っています。OKR、MBO、コンピテンシー、360 度評価それぞれのテンプレートが用意されていて、人事制度コンサルティング経由で導入することも多い印象です。

得意:制度設計が固まった 100 〜 1,000 名規模、評価表を細かく作り込みたい組織、HR 部門が制度運用に手をかけられる体制。

苦手:制度がまだ揺れているスタートアップ。導入時の設計時間と学習コストが大きく、評価制度の方向転換に追従しづらい。

料金感:要問合せ。300 名で月額 30 万円台後半〜という事例が公開されており、評価単体でも初期費が乗りやすい。

カオナビの評価機能

カオナビは元々「顔写真と従業員データを地図のように扱う」タレントマネジメントが起点で、評価機能はそれに後付けで強化されてきました。マネージャーが部下の顔・経歴・評価履歴を見ながら評価する運用と相性が良いのが特徴です。

得意:マネージャー層が多く、配置・抜擢・後継者計画とセットで評価を回したい中堅企業。タレントレビュー文化。

苦手:OKR の進捗を週次でグリグリ動かしたい現場運用には UI が重め。スタートアップの「軽い MBO + 1on1」用途にはオーバースペック。

料金感:基本月額 + ユーザー従量。導入時に役割設計の支援費が乗ることが多い。

SmartHR の評価機能

SmartHR は労務手続きが起点のサービスで、評価機能(人事評価機能)は同じ従業員データベースの上で完結する点が一番の強みです。入社・異動・退職の労務手続きを SmartHR で済ませているなら、評価対象の整合が自然と保たれます。

得意:SmartHR で労務を済ませている企業、評価制度がシンプル(年 1 〜 2 回の MBO 中心)の組織、入社直後の評価対象を漏らしたくない場面。

苦手:OKR の四半期 KR 更新、360 度評価の質問項目を自由設計したい、サーベイ・称賛・1on1 まで同じ画面で扱いたい用途。

料金感:労務本体の契約に評価機能オプションを追加する形。労務単独より明確に高くなる。

ChordOne の評価機能

ChordOne は「採用 → 入社 → 評価 → 退職」までを 1 つの従業員台帳でつなぐバックオフィス AI ワークスペースです。評価モジュールは OKR / MBO / コンピテンシー / 360 度評価をテンプレートから組み立て、組織図・1on1・パルスサーベイ・称賛と同じ画面で扱える設計です。

得意:20 〜 200 名のスタートアップ、制度を半年ごとに見直したい組織、HR が少人数で評価運用を回さないといけないチーム、評価とエンゲージメントを地続きで扱いたい場面。

苦手:1,000 名超の大規模ジョブグレード設計、社労士が評価項目まで監修する官公庁準拠の制度。

料金感:従業員 20 人まで無料、評価モジュールは月額 200 円/ユーザーから。4 モジュール以上で全機能が解放される。具体的な金額は 料金シミュレータ で確認できます。

比較マトリクス

観点HRBrainカオナビSmartHRChordOne
OKR / MBO / 360△(MBO 中心)
テンプレート数◎ 制度カタログが厚い○ AI で雛形生成
従業員台帳との一体性○(写真起点)◎(労務基点)◎(採用〜退職)
サーベイ・称賛と統合△ 別モジュール△ 別モジュール△ 別アプリ◎ 同一ワークスペース
制度変更の追従△ 設計コスト大◎ 半年ごとに作り直しやすい
適性規模100 〜 1,000 名100 〜 500 名50 〜 500 名20 〜 200 名
初期コスト20 人まで無料

※ 機能比較は 2026 年 5 月時点の公開情報をもとに、ChordOne 編集部が運用観点で整理したものです。詳細は各社の最新情報をご確認ください。

フェーズ別の選び方

20 〜 50 名(制度がこれから固まる段階):評価単独で本格 SaaS を入れると半年で運用が変わって浮く。ChordOne の評価モジュールのように、サーベイ・称賛・1on1 と同じ台帳で動く軽量な構成が向く。

50 〜 200 名(評価制度の運用を回したい段階):労務を SmartHR で扱っているなら SmartHR 評価でシンプルに、ピープルマネジメントを強化したいなら ChordOne で評価 + サーベイ + 称賛を統合、というのが現実的な分岐。

200 〜 1,000 名(人事制度を厚く設計する段階):HRBrain かカオナビが選択肢。HRBrain は制度設計テンプレート重視、カオナビは配置・抜擢・後継者計画と組み合わせるタレントマネジメント重視。

よくある失敗

  • 「テンプレートが多い = 良い」と判断する:テンプレートを使いこなす HR 工数が無いと、結局 1 種類しか動かない。
  • 評価ツールだけ先に決める:あとから 1on1、サーベイ、称賛を別ツールで足して、4 つのアプリにログインする運用になる。
  • 異動を組織図側だけ更新する:評価ツールが旧チームのままで、6 月の評価依頼が間違った上司に飛ぶ。組織図と評価者がずれると評価運用は崩れる も参照。
  • 料金を月額だけ比較する:導入支援、設計コンサル、API 連携費が後から積み上がる。年額・初期費・人件費まで含めて見る。
ChordOne

20人まで無料で、評価から小さく始められます

評価制度の見直し中でも、ChordOne なら従業員 20 人まで無料、評価モジュール月額 200 円/ユーザーから試せます。料金は 料金シミュレータ で確認できます。

編集部メモ

本記事は、評価ツールを単体機能で比較すると運用がうまくいかないという編集部の問題意識から、組織図・サーベイ・称賛との接続性まで含めた比較軸で整理しました。各社の最新の料金・機能は公式サイトでご確認ください。

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