受付システムの料金はいくら?月額・初期費用・iPadの費用を分けて考える
受付システムの見積もりが読みにくいのは、ソフトの月額とは別に、iPadや受付台といった物の費用がかかるためです。しかも見積書では別紙になっていることがあります。この記事では、費用の構成を分解し、拠点が増えたときに何が効くのかを整理します。
この記事の要点(3 行)
- 受付システムの費用はソフトの月額・初期費用・端末(iPad等)の3つに分かれます。月額だけ比べても総額は出ません。
- 課金の軸が「受付台数」なのか「従業員数」なのかで、拠点が増えたときの伸び方がまったく違います。
- 端末は買い切りなので初年度に寄ります。 1年目と3年目の両方で並べてください。
費用は3つに分かれる
| 費目 | 中身 | 効いてくる場面 |
|---|---|---|
| ソフトの月額 | 受付アプリの利用料 | 毎月かかる。課金の軸で伸び方が変わる |
| 初期費用 | 設定・導入支援・カスタマイズ | 1年目の総額を大きく動かす |
| 端末・什器 | iPad、スタンド、プリンタ、QRの掲示物 | 拠点の数だけかかる。見積書で別紙のことがある |
3つ目を見落とすと、見積もりが2倍近くずれます。 iPadとスタンドを受付に置く構成なら、1拠点あたりの初期費用として数万円が乗ります。3拠点あれば3倍です。
見積書を受け取ったら、「端末は含まれていますか」と一度聞いてください。 含まれていない見積もりのほうが安く見えるので、比較のときに順位が入れ替わります。
課金の軸:受付台数か、従業員数か
ここが総額を決めます。
| 課金軸 | 拠点が増えたとき | 人が増えたとき |
|---|---|---|
| 受付台数課金 | 台数ぶん増える | 変わらない |
| 従業員数課金 | 変わらない | 人数ぶん増える |
| 来客数課金 | 拠点より来客の多さで決まる | 変わらない |
どちらが得かは、会社の形で逆転します。
- 1拠点に200人 … 受付台数課金が有利。受付は1台で済む
- 5拠点に各20人 … 従業員数課金が有利。100人ぶんで5拠点をカバーできる
見積もりを取る前に、「今の拠点数」と「1年後の拠点数」を決めておいてください。ここが曖昧だと、返ってきた金額を比べても意味がありません。
1年目と3年目で並べる
端末は買い切りなので、初年度に寄ります。月額だけを比べると、端末費用のある側が不当に高く見えます。
1年目 = 初期費用 + 端末費用 ×拠点数 + 月額×12
3年目累計 = 1年目 + 月額×24(端末の買い替えが要るなら、それも足す)
この2本を並べると、「月額が安い製品」と「3年で安い製品」が一致しないことがよくあります。受付システムは一度置いたら数年使うので、3年で見るほうが実態に近いです。
iPadを買い替える周期も聞いておく
受付端末は常時通電で使うため、消耗します。何年で買い替える想定かを聞いておくと、3年目以降の試算がぶれません。
見積もりで確認する6項目
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 端末は含まれるか | 最優先。含まれない見積もりは安く見える |
| 課金の軸 | 受付台数・従業員数・来客数のどれか |
| 拠点追加の単価 | 2拠点目からいくらか。逓減するか据え置きか |
| 通知の連携 | Slack・Teams・メールのどれが標準で、どれが有料オプションか |
| 入館記録の保管 | 何か月ぶん残るか。長期保管が有料でないか |
| 初期費用の中身 | 設定代行・什器の設置・研修のどこまでか |
4番目は費用だけの話ではありません。受付は「呼ばれた人が気づくか」で価値が決まります。 メール通知しかない構成だと、担当者が気づかず来客を待たせます。安くても、それでは受付システムを入れた意味がありません。
コーポレート機能に含めるという選択肢
ChordOne では、入館管理・来客受付はコーポレートモジュールに含まれます。契約・文書・社内規程と同じ枠です。
- 月額200円/ユーザー(従業員数課金)。20人まで無料
- 受付台数による課金はありません。拠点が増えても月額は変わりません
- 通知はSlack。時間内に対応されなければバックアップ担当へ自動で再通知します
- 受付専用の端末は必須ではなく、掲示したQRコードを来客のスマートフォンで読む形が取れます
- 標準モジュールを4つ以上使う場合は1人あたり月800円が上限です
端末を置かない構成にできると、3つ目の費目(端末・什器)がまるごと消えます。 拠点が多い会社ほど効きます。
一方で、正直に書いておくべきことがあります。専用端末を置く構成には、置くなりの良さがあります。 来客がスマートフォンを出す必要がなく、受付に人がいなくても迷いません。来客の多いオフィスや、年配の来訪者が多い業種では、専用端末のほうが体験は良いです。 入退館の証跡を厳格に残す要件がある場合も、専用機を持つ製品のほうが向いていることがあります。
ChordOne が合うのは、受付単体ではなく、契約書や社内規程と同じ場所で会社運営まわりをまとめたい会社です。
よくある質問(FAQ)
受付システムの料金はどう決まりますか?
ソフトの月額・初期費用・端末(iPadやスタンド)の3つに分かれます。さらに月額の課金軸が受付台数・従業員数・来客数のどれかで、拠点や人数が増えたときの伸び方が変わります。
見積もりで最初に確認すべきことは何ですか?
端末が含まれているかどうかです。含まれない見積もりは安く見えるため、比較したときに順位が入れ替わります。
拠点が複数ある場合、どの課金軸が有利ですか?
従業員数課金です。受付台数課金だと拠点の数だけ費用が増えますが、従業員数課金なら拠点が増えても月額は変わりません。逆に1拠点に人数が多い会社は、受付台数課金のほうが有利になります。
ChordOneの受付はいくらですか?
コーポレートモジュールに含まれ、月額200円/ユーザーです。20人まで無料で、受付台数による課金はありません。QRコードを掲示する構成なら専用端末も不要です。
専用端末を置かない構成の弱点はありますか?
来客がスマートフォンでQRを読む必要があります。来客が多いオフィスや、年配の来訪者が多い業種では、専用端末を置いたほうが体験は良くなります。
編集部メモ
他社の具体的な金額は記載していません。 受付システムは端末の有無で構成が変わり、同じ製品でも見積もりが大きく動きます。金額だけを抜き出すと比較として成立しません。代わりに、構成が変わっても残る「3つの費目」と「課金の軸」を整理しました。金額は各社への問い合わせでご確認ください。