【2026年8月最新】バックオフィスSaaSのコスト削減ガイド|人事・採用・情シスの費用相場とまとめ方
HR管理、採用管理(ATS)、評価・サーベイ、情シス、契約管理——1つずつは月数万円でも、合算すると50名規模で月16〜27万円になりやすいのがバックオフィスSaaSです。この記事では、カテゴリ別の費用相場、削減の5ステップ、そして「まとめるべき領域」と「専業ツールを残すべき領域」の判断基準を実務目線で整理します。
この記事の要点(3 行)
- バックオフィスSaaSを別々に契約すると、50名規模で月16〜27万円が目安。さらに二重入力・アカウント管理の「隠れコスト」が同規模で乗ります。
- 削減効果が最も大きいのは、値切り交渉ではなく従業員データが重なるツールの統合。次に休眠ライセンスの棚卸しです。
- 給与計算など専門領域は専業ツールを残してよい。従業員DB・採用・サーベイ・組織図のような「データを共有すべき領域」から統合するのが失敗しない順番です。
なぜバックオフィスSaaSは膨らむのか
バックオフィスのツールは、部門ごとに「その時いちばん困っている課題」を解決するために個別導入されるのが普通です。人事はHR管理、採用チームはATS、経営はサーベイ、情シスはデバイス管理——それぞれの判断は正しいのに、全社で見ると次の3つが起きます。
どのツールも「1人あたり月○円」で課金されるため、同じ従業員に対して4ツールなら4回払っている状態になります。従業員が増えるたびに、全ツールの請求が同時に増えます。
エンゲージメントサーベイ専業大手のように「150名未満は最低月額9万円」といった下限がある製品では、小規模企業ほど1人あたり単価が割高になります。
従業員マスタの二重入力、入退社時のアカウント作成・削除、契約更新・請求処理がツールの数だけ発生します。入退社1人あたり「ツール数×15〜30分」が目安で、ライセンス料と同規模の人件費になることもあります。
カテゴリ別の費用相場(2026年8月時点)
| カテゴリ | 単一機能SaaSの相場(例)※ | 50名規模の月額目安 |
|---|---|---|
| HR管理(労務・従業員DB) | 1人あたり月500〜800円程度 | 3〜5万円 |
| 採用管理(ATS) | 相場中央値は月2.5万円前後。本格ATSは月8〜12万円 | 2.5〜12万円 |
| 評価・エンゲージメントサーベイ | 1人あたり月600円。150名未満は最低月額9万円(専業大手) | 3〜9万円 |
| 日程調整 | 1人あたり月750〜1,200円(チーム利用の有料プラン) | 営業・採用チーム分で数千円〜数万円 |
| 電子契約・文書管理 | 月1.1万円+送信ごとに220円(電子契約大手) | 1.5〜3万円 |
| 情シス・SaaS/デバイス管理 | 料金非公開・要問い合わせが中心 | 2〜4万円 |
※ 各社公式サイトおよび公開調査に基づく編集部調べ(2026年8月時点)。プラン・契約条件により異なります。最新は各公式サイトをご確認ください。
全部を導入している会社は多くありませんが、HR管理+ATS+サーベイ+情シス系のどれかという組み合わせは50名前後の会社で一般的で、この場合の合算が月16〜27万円(年間約200〜320万円)になります。
SaaSコスト削減の5ステップ
請求書・クレジットカード明細・稟議記録から、バックオフィス系SaaSの契約を全て書き出します。「誰が」「何人分」「いつ更新か」まで揃えるのがポイントです。
退職者のアカウント、使われていない有料席は最初に削れる純粋な無駄です。入退社フローにアカウント棚卸しを組み込むと再発を防げます。
「サーベイはHRツールにもエンゲージメントツールにもある」「日程調整は採用ツールにも単体ツールにもある」——複数ツールで同じ機能に払っている箇所を洗い出します。
従業員DB・組織図・採用管理・評価・サーベイは、すべて同じ従業員データの上に乗る機能です。ここを1つの基盤にまとめると、ライセンスの多重払いと二重入力が同時に消えます。削減インパクトが最も大きいステップです。
専業ツールとして残すものは、年契約割引・プラン変更・席数の適正化で単価を下げます。更新月の1〜2ヶ月前に交渉するのが定石です。
「まとめる領域」と「専業を残す領域」の判断基準
すべてを1つのツールに寄せる必要はありません。判断基準はシンプルで、「従業員データを共有する機能か」です。
| 領域 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 従業員DB・組織図・入退社管理 | 統合する | すべてのバックオフィス業務の土台。ここが分かれていると全ツールで二重入力が発生する |
| 採用管理(ATS) | 統合する | 内定→入社で従業員データにそのまま接続でき、転記が消える |
| サーベイ・評価 | 統合する | 部署・在籍情報と紐づいてこそ分析できる。単体ツールは最低料金も割高 |
| 給与計算・年末調整 | 専業を残してよい | 法改正対応など専門性が高く、専業ツールの完成度が高い |
| 会計・経費精算 | 専業を残してよい | 従業員データとの重なりが小さく、経理業務との接続が優先 |
ChordOneはこの「統合する」側の領域——従業員DB・組織図・採用管理・評価・サーベイ・情シス・契約管理——を1つのワークスペースで提供しています。標準モジュールは1人月200円から、ATSは500円、4モジュール以上は月800円/人の上限で全機能が使え、20人までは無料です。50名規模の合算が月16〜27万円の構成でも、同じ機能範囲を月2〜4万円台に収められるケースが多くあります。詳しくはコスト削減の詳細ページと料金ページをご覧ください。
試算例:50名のSaaS構成を見直した場合
| 項目 | 見直し前(個別契約) | 見直し後(統合) |
|---|---|---|
| HR管理 | 月4万円 | ChordOne 全部入り:月4万円(800円×50名) ※ ATSのみなら月2.5万円(500円×50名) |
| 採用管理(ATS) | 月10万円 | |
| サーベイ | 月9万円(最低料金) | |
| 情シス・契約管理 | 月3万円 | |
| 合計 | 月26万円(年312万円) | 月4万円(年48万円) |
※ 相場に基づく編集部の試算例です。実際の削減額は現在の契約内容によって変わります。
この例では年間264万円の削減になります。自社の構成での試算は、従業員数と使っているツールを選ぶだけの無料SaaSコスト診断(3分・登録不要)で確認できます。
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よくある質問(FAQ)
Q1. バックオフィスSaaSの費用相場は?
50名規模の目安で、HR管理が月3〜5万円、ATSが月2.5〜12万円、サーベイ専業が月3〜9万円、電子契約が月1.5〜3万円程度。複数契約の合算で月16〜27万円が目安です。
Q2. 一番効果的な削減方法は?
従業員データが重なるツールの統合です。ライセンスの多重払いと二重入力の工数が同時に消えます。次に効くのは休眠ライセンスの棚卸しです。
Q3. まとめると品質が落ちませんか?
給与計算のような専門領域は専業を残してOK。従業員DB・採用・サーベイなどデータを共有すべき領域は、まとめたほうが転記ミスが減り品質が上がります。
Q4. 自社の削減額を知りたい。
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- ✓ 現在のSaaS構成の棚卸しと重複の特定
- ✓ 統合する領域・専業を残す領域の切り分け
- ✓ 移行手順とデータ引き継ぎ方法の整理
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