【2026年10月最新】プロジェクト管理ツール料金比較|Backlog・Notion・Jira・Asana を50人で試算
プロジェクト管理ツールの料金は「1人あたりいくら」だけでは比較できません。Backlog はスペース単位の定額、Notion・Jira・Asana は1人あたりのシート課金で、人数によって有利不利が逆転するからです。この記事では50人・100人・200人での実額を並べ、どこが分岐点になるのかを出しました。2027年1月の Backlog 料金改定の影響も織り込んでいます。
この記事の要点(4 行)
- Backlog はスペース定額(スタンダード月16,000円・ユーザー無制限)。人数が増えるほど1人あたりは安くなります。
- Notion・Jira・Asana はシート課金で1人あたり月1,200〜3,150円。50人だと月6万〜15.7万円になります。
- 50人規模なら ChordOne Note が最安(月10,000円)。ただし約80人でBacklogスタンダードと逆転します。人数が判断軸です。
- Backlog は2027年1月に値上げ(ユーザー無制限プランが月16,000円→36,300円相当)。この改定で分岐点は約180人まで動きます。
ChordOne の料金は標準モジュール1つ月200円/ユーザー。4つ以上で月800円/ユーザーの上限にまとまり、採用管理まで含めても月1,200円/ユーザーが上限です。従業員20人までは無料です。
まず押さえる:課金構造が2種類ある
プロジェクト管理ツールの見積もりが噛み合わない原因は、ほぼこの一点です。
契約単位は「スペース1つ」。何人アカウントを作っても料金は変わりません。上限はプロジェクト数とストレージ容量で区切られます。閲覧だけの人が多い組織ほど有利です。
アカウント1つごとに課金。少人数なら安く、増えるほど直線的に増えます。「誰に配るか」を決める運用コストが常にかかります。
つまり 比較すべきは「社員数」ではなく「アカウントを配る人数」 です。全社に配る前提ならスペース定額、開発チームだけならシート課金、という分かれ方をします。
5 製品の料金一覧(2026年10月時点)
| 製品名 | 課金方式 | 料金(税抜) | 無料枠 | 得意なこと |
|---|---|---|---|---|
| Backlog | スペース定額 | スターター 月2,700円(30人・5PJ) スタンダード 月16,000円(無制限・100PJ) プレミアム 月27,000円 プラチナ 月75,000円 | 10人・1プロジェクト | 課題管理・ガント・Git/SVN内蔵・国内サポート |
| Notion | シート課金 | プラス 月1,650円/人 ビジネス 月3,150円/人 (いずれも年払い) | 個人利用は無料 | ドキュメント・ナレッジ・柔軟なデータベース |
| Jira | シート課金 | Standard 約$7.91/人・月 Premium 約$14.54/人・月 | 10人まで | 開発課題管理・スクラム/カンバン・Atlassian連携 |
| Asana | シート課金 | Starter 月1,200円/人 Advanced 月2,700円/人 (年払い・5ライセンス〜) | Personal は無料 | 業務プロジェクトの進行管理・ワークフロー |
| ChordOne Note | シート課金 | 月200円/人(単体) 標準4モジュール以上で月800円/人が上限 採用込みでも月1,200円/人が上限 | 従業員20人まで | ドキュメント+データベース+タスク。HR・情シスのデータと同居 |
※ 各社の料金は2026年10月時点の公開情報に基づきます。Jira はドル建てのため為替で変動します。最新の内容は各サービスの公式サイトをご確認ください。
50人・100人・200人でいくらになるか
実際に金額を入れると、構造の違いがはっきりします(月額・税抜)。
| 製品・プラン | 50人 | 100人 | 200人 |
|---|---|---|---|
| ChordOne Note(単体) | 10,000円 | 20,000円 | 40,000円 |
| Backlog スタンダード | 16,000円 | 16,000円 | 16,000円 |
| Backlog プレミアム | 27,000円 | 27,000円 | 27,000円 |
| ChordOne 標準全機能 | 40,000円 | 80,000円 | 160,000円 |
| Jira Standard | 約60,000円 | 約120,000円 | 約240,000円 |
| Asana Starter | 60,000円 | 120,000円 | 240,000円 |
| Notion プラス | 82,500円 | 165,000円 | 330,000円 |
| Asana Advanced | 135,000円 | 270,000円 | 540,000円 |
| Notion ビジネス | 157,500円 | 315,000円 | 630,000円 |
50人なら ChordOne Note が最安で月10,000円。Notion プラスの約8分の1、Asana Starter の6分の1です。ただしここは正直に書いておきます。
Backlog スタンダードとの分岐点は約80人です(16,000円 ÷ 200円 = 80)。80人を超えるとスペース定額の Backlog のほうが安くなります。プレミアム(月27,000円)との分岐点は約135人。プロジェクト管理だけを目的に、100人以上へ配るなら Backlog のほうが合理的です。
2027年1月のBacklog料金改定で、分岐点が動く
ヌーラボは2027年1月1日から Backlog のプランを改定すると発表しています。現行の4プランが3プランに統合され、料金が上がります。
| 新プラン | 月額(税抜) | ユーザー数 | 現行の相当プラン |
|---|---|---|---|
| エコノミー | 21,000円 | 15人 | スターター(2,700円・30人)より高く、人数上限は半分 |
| ビジネス | 36,300円 | 無制限 | スタンダード(16,000円)の約2.3倍 |
| プロフェッショナル | 100,000円 | 無制限 | プラチナ(75,000円)の約1.3倍 |
この改定で、ChordOne Note(月200円/人)との分岐点は 約80人から約180人へ後退 します(36,300円 ÷ 200円 = 181)。つまり180人規模まではシート課金のほうが安いという状態になります。
現行プランの新規契約は2026年12月31日まで。既存契約は次回更新時に順次移行するため、いま Backlog を使っている会社は、更新のタイミングで一度試算し直す価値があります。
本当のコストは「積み上げ」で出る
ここまでは1製品ずつの比較ですが、実務では1つで足りることは稀です。よくある組み合わせを50人で積み上げてみます。
| 構成 | 内訳 | 月額合計(50人) |
|---|---|---|
| ドキュメント+課題管理 | Notion プラス(82,500円)+ Backlog スタンダード(16,000円) | 98,500円 |
| 開発現場の定番 | Confluence 相当のドキュメント+ Jira Standard(約60,000円) | 10万円前後 |
| ChordOne 標準全機能 | ノート・コーポレート・情シス・評価・離職分析(800円/人の上限) | 40,000円 |
ChordOne の標準モジュールは1つ月200円/ユーザーで、4つ以上選ぶと月800円/ユーザーの上限にまとまります。それ以上いくつ使っても金額は変わりません。採用管理(ATS・月500円/ユーザー)まで足した場合も、合計は月1,200円/ユーザーが上限です。基本のHR管理(従業員DB・組織図)と称賛・カルチャーは常に無料、従業員20人までは選んだモジュールも含めて無料です。
値段以外で、正直に見ておくべき差
安さだけで決めると後で困る部分があるので、率直に書いておきます。
Backlog にあって ChordOne Note にないもの:Git / Subversion のリポジトリホスティングとプルリクエストレビューです。これは実質的に GitHub 相当の別プロダクトで、ChordOne は提供予定がありません。開発リポジトリを課題管理と同じ画面に置きたいなら Backlog(または Jira + Bitbucket)が適しています。ChordOne はリポジトリを GitHub / GitLab に置いたまま連携する方針です。
Jira にあって他にないもの:スクラム/スプリント運用の作り込みと、Atlassian エコシステム(Confluence・Bitbucket)の統合、そして膨大なアプリ市場。大規模な開発組織の標準としての厚みは他が追いつけていません。
Notion にあって他にないもの:ドキュメントの表現力とテンプレート資産、そしてコミュニティの厚み。「何でも作れる」自由度は依然として最上位です。
ChordOne Note にあって他にないもの:従業員データベース・組織図・IT資産台帳が同じデータベースの中に同居していることです。「入社が決まるとオンボーディングのタスクが自動で生成され、担当者が組織図から解決され、必要なSaaSアカウントが紐づく」——これは Backlog にも Notion にも構造的に作れません。逆に言えば、純粋なプロジェクト管理ツールとして比べるなら、20年の蓄積がある Backlog や Jira のほうが機能は厚いです。
結論:どう選ぶか
シート課金が安くなります。ドキュメント中心なら Notion、課題管理中心なら ChordOne Note(月200円/人)。20人以下なら ChordOne は無料です。
スペース定額の Backlog が有利。ただし2027年1月の改定で分岐点は約180人まで動くので、契約更新前に再試算を。
Backlog(Git/SVN内蔵)か Jira + Bitbucket。ここは価格ではなく機能で決まります。
ツールを積み上げると50人で月10万円前後。ChordOne なら標準全機能で月800円/人の上限(50人で40,000円)に収まります。
導入前の不安を解消します
「自社の人数だとどっちが得か」を一緒に試算します
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- ✓ 現行契約と人数から、乗り換えの損益分岐点を試算
- ✓ Backlog・Notion からの移行方法も相談可
- ✓ 併用したままコストだけ下げる構成も検討します
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従業員20人まで無料。ノート単体なら月200円/ユーザー、標準4モジュール以上は月800円/ユーザーが上限です。