【2026年】AI議事録ツール比較5選|Botなし・無料プラン・人事データ連携で選ぶ
AI議事録ツールは製品数が多く、比較記事も乱立していますが、実務で効く違いはシンプルです。①録音の方式(会議にBotが入るか)、②無料でどこまで使えるか、③できあがった議事録がどこにつながるか。この3点で主要5製品を整理し、後半では「議事録が録っただけで終わる」問題の解決策を書きます。
この記事の要点
- 録音方式は2種類。Bot参加型(会議に録音用参加者が入る)と拡張型(自分のブラウザから録音)。社外会議・面接が多いなら拡張型が安全です。
- 無料プランは時間制限つきが中心。恒久的に無料で使い続けたい場合は条件をよく確認。
- 見落とされがちな比較軸が「議事録の行き先」。汎用ツールの議事録はツール内で孤立します。1on1・採用・ノートにつなげたいなら統合型を。
- 本記事はChordOneが執筆しています。各社の情報は2026年8月時点の公開情報ベースで、最新の料金・機能は各社公式をご確認ください。
この記事の前提(正直な立場表明)
先に手の内を明かすと、この記事はChordOneが書いています。当社にもAI議事録機能があるため、中立メディアの顔はしません。その代わり、他社4製品については公式サイトの公開情報に基づいて記述し、推定の料金は書きません。ChordOneのAI議事録は自社開発の機能なので、できること・できないことを正確に書きます。
実務で効く比較の3軸
① 録音方式:会議にBotが入るか
Bot参加型は、会議URLを渡すと録音用の参加者が会議に入ってくる方式です。導入は楽ですが、社外との商談・採用面接では「この参加者は誰ですか?」から会話が始まり、相手企業の会議設定によっては入室承認が必要です。拡張型(自分のブラウザやアプリから録音)は参加者一覧に何も現れません。どちらの方式でも、録音前の同意確認は運用として必須です。
② 無料でどこまで使えるか
多くの製品の無料プランには月の文字起こし時間や1回あたりの録音時間に上限があります。「試用としての無料」か「使い続けられる無料」かを確認してください。
③ 議事録の行き先
一番見落とされる軸です。議事録は作った後に「読み返す・共有する・人と紐づける」ことで価値が出ます。汎用ツールの議事録はそのツールの中に蓄積され、社内Wikiとも人事データとも切り離されたままになりがちです。
主要5製品の一覧比較表
| 製品 | 録音方式 | 無料プラン | 議事録の行き先 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| Notta | Bot参加型/アップロード等 | あり(時間上限つき) | Notta内に蓄積 | 文字起こし精度重視・多言語 |
| Otolio(旧スマート書記) | 複数方式 | トライアル | Otolio内に蓄積 | 大企業・議事録の品質運用 |
| tl;dv | Bot参加型 | あり | tl;dv内+外部連携 | 海外ツール併用・営業の録画共有 |
| CLOVA Note | アプリ録音 | あり(時間上限つき) | CLOVA Note内 | 個人利用・対面の録音 |
| ChordOne | Chrome拡張(Botなし) | 20人まで無料・追加費用なし | 社内ノート+1on1・採用候補者に自動紐づけ | 1on1・面接が多い/ノート・人事と統合したい |
※ 2026年8月時点の公開情報に基づく整理です。各社の方式・無料条件は変更されることがあるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
製品別の特徴と向き不向き
Notta
日本語の文字起こし精度と多言語対応で知られる定番です。会議の録音だけでなく音声ファイルのアップロードにも対応します。議事録はNotta内に蓄積されるため、社内Wikiや人事データと連携した運用は別途設計が必要です。
Otolio(旧スマート書記)
国内シェア上位の法人向け製品で、議事録の品質・運用管理に強みがあります。しっかりした議事録文化がある中堅〜大企業に向きます。料金は問い合わせベースです。
tl;dv
海外発のBot参加型ツールで、録画の切り抜き共有やCRM連携が特徴です。営業チームの商談録画の共有に向きますが、Botが会議に参加する方式である点は日本の商習慣では相手を選びます。
CLOVA Note
LINEヤフーの音声記録サービスで、スマホアプリでの録音・文字起こしが手軽です。対面の打ち合わせやインタビューの記録など、個人利用の範囲で強力です。
ChordOne
当社の機能です。Chrome拡張から録音するためBotが会議に入らず、終了後に文字起こし・要約された議事録ノートが自動作成されます。最大の特徴は行き先で、同じ時間の1on1があれば議事録がその1on1に自動で紐づき、採用候補者との会議は候補者の記録として残ります。議事録は社内ノート(ChordOne Note)のページなので、検索・共有・権限管理・従業員データ連携が共通です。専用課金はなく、従業員20人まで無料です。詳細はAI議事録の機能ページへ。
「会議にBotを入れたくない」場合の選び方
社外との商談・採用面接・センシティブな1on1では、録音Botの存在自体が会話の温度を変えます。この場合は拡張型(ChordOne等)か、アプリ録音型(CLOVA Note等)を選んでください。Bot参加型を使う場合も、会議の冒頭で録音の目的・保存先・共有範囲を口頭で伝えるのが、方式に関わらず信頼を守る運用です。同意確認の具体的な進め方はAI議事録の作り方ガイドにまとめています。
議事録を「録っただけ」で終わらせない
AI議事録の導入で文字起こしの手間はなくなります。ただ、数ヶ月後に残る課題は「議事録がツールの中に溜まっているが、誰も読み返さない」です。議事録の価値は人と文脈に紐づいたときに出ます。例えば、面接の議事録が候補者のページから1クリックで開ける、1on1の録画ノートが次回のアジェンダの隣にある、プロジェクトの議事録が社内Wikiの該当ページと同じ場所にある——。
議事録を単体ツールで持つか、ノート・人事と同じ基盤で持つかは、この「読み返される確率」の差になって効いてきます。すでにNotion等の社内Wikiをお使いなら、社内Wiki・ノートツール比較もあわせてご覧ください。
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よくある質問
Q1. AI議事録ツールの選び方の結論は?
社外会議・面接が多いなら拡張型(Botなし)を、文字起こし精度最優先ならNotta等の専業を、議事録を1on1・採用・ノートにつなげたいならChordOneのような統合型を選んでください。
Q2. 録音に同意は必要?
必要です。方式に関わらず、録音前に目的・保存先・共有範囲を参加者へ伝えて同意を確認する運用にしてください。
Q3. 無料でずっと使えるツールは?
多くは時間上限つきの無料プランです。ChordOneは従業員20人まで人数条件のみで無料で、AI議事録は追加費用なしの標準機能です。
Q4. 議事録と人事データをつなぐメリットは?
面接の議事録が候補者ページから開ける、1on1の記録が次回アジェンダの隣にあるなど、「読み返される議事録」になります。評価や振り返りの根拠としても機能します。
編集部メモ
AI議事録の比較記事は「10選」「15選」が乱立していますが、実務での分岐は本文の3軸にほぼ集約されると考え、あえて5製品に絞りました。他社製品の記述は公開情報ベースであり、導入検討の際は必ず各社の最新情報をご確認ください。