【2026年】ID管理・SSO(IDaaS)比較6選|Entra ID・Okta・トラスト・ログイン等の選び方
SaaSが増えるほど、ログイン管理とアカウントの入退社対応は情シスの負担になります。IDaaS(ID管理・シングルサインオン)は、この「ログイン」と「アカウントのライフサイクル」をまとめて解決する基盤です。この記事では主要6製品を5つの軸で比較し、自社のグループウェアと規模に合った第一候補を整理しました。
この記事の要点(3 行)
- 主力グループウェアに合わせるのが基本。Microsoft 365なら Entra ID、Google中心なら Google Workspace。
- SaaS連携の豊富さ・中立性ならOkta、国産サポート重視ならトラスト・ログイン/HENNGE One。
- 自動化の「正解」は人事情報。入退社を一元化(ChordOne)して、ID基盤の自動プロビジョニングを正しく回す。
選び方の5つの軸
- SSO対応:使っているSaaSにSAML/OIDCで連携できるか。連携テンプレートの数。
- 自動プロビジョニング(SCIM):入退社に合わせてアカウントを自動で作成・停止できるか。
- セキュリティ:多要素認証(MFA)、条件付きアクセス、デバイス制限、ログ監査。
- サポート・実装:日本語サポート、導入支援、自社の体制で運用できるか。
- 料金:ユーザー単価、必要機能がどのプランに含まれるか。
6製品の一覧比較表
| 製品 | 強み | 自動プロビジョニング | 向く組織 | サポート |
|---|---|---|---|---|
| Microsoft Entra ID | Microsoft 365との一体・標準 | ◎ SCIM対応 | M365中心の企業 | グローバル/パートナー |
| Okta | SaaS連携の豊富さ・中立性 | ◎ SCIM対応 | 大規模・マルチクラウド | グローバル/パートナー |
| Google Workspace | Google中心でそのままID基盤 | ○ 対応 | Google中心の組織 | グローバル |
| トラスト・ログイン(GMO) | 国産・無料枠あり・手頃 | ○ 対応 | 中小〜中 | 国内日本語 |
| HENNGE One | 国産・メール無害化等とセット | ○ 対応 | セキュリティ重視の中堅 | 国内日本語 |
| OneLogin | SSO/プロビジョニングの定番 | ◎ SCIM対応 | 中〜大 | グローバル/パートナー |
※ 強み・対応は2026年6月時点の各社公開情報をもとにした目安です。対応SaaSやプラン内容は各社公式サイトでご確認ください。
製品別の特徴
Microsoft Entra ID(旧Azure AD)|M365を使うならまず候補
Microsoft 365に標準で含まれ、追加プランで条件付きアクセスや高度なID保護を強化できます。すでにM365中心ならコスト効率よくID基盤を整えられます。
Okta|SaaS連携の幅と中立性
対応SaaSのテンプレートが豊富で、特定ベンダーに依存しない中立的なID基盤。多数のSaaSを横断管理する大規模・マルチクラウド環境に強みがあります。
Google Workspace|Google中心の組織に
Google Workspaceをそのままアイデンティティ基盤として使い、SAML連携で他SaaSへSSOできます。Google中心の組織に自然な選択です。
トラスト・ログイン / HENNGE One|国産・日本語サポート
トラスト・ログインは無料枠があり手頃、HENNGE Oneはメール無害化などセキュリティ機能とセットで導入できます。日本語サポートを重視する中小〜中堅に向きます。
用途別・第一候補
- Microsoft 365が中心 → Microsoft Entra ID
- 多数のSaaSを横断・大規模 → Okta / OneLogin
- Google Workspaceが中心 → Google Workspace
- 国産・日本語サポート・手頃に → トラスト・ログイン / HENNGE One
ID基盤と人事情報をつなぐ
IDaaSの自動プロビジョニングは強力ですが、「誰を・いつ・どの権限で作る/止めるか」の正解は人事情報にあります。人事側で入退社・異動を把握できていないと、ID基盤だけ自動化しても削除漏れや権限過多は防げません。
ChordOneは従業員台帳・組織図・入退社の情報を一元化し、情シス・SaaS管理で利用中SaaSや貸与デバイス、退職時のオフボーディングまでをつなげます。IDaaSと組み合わせることで、「人事の動き → アカウントの作成・停止」を漏れなく回せます。退職時の具体的な手順は 退職者のSaaSアカウント削除漏れを防ぐチェックリスト をご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. IDaaS(ID管理・SSO)は何を基準に選べばよいですか?
SSO対応、自動プロビジョニング(SCIM)、多要素認証などのセキュリティ、日本語サポート、料金で選びます。すでに使っているM365やGoogle Workspaceを起点に検討すると無駄がありません。
Q2. Entra ID・Okta・Google Workspaceの違いは?
Entra IDはM365企業の標準、OktaはSaaS連携と中立性で大規模向け、Google WorkspaceはGoogle中心の組織向けです。主力グループウェアに合わせるのが基本です。
Q3. 自動プロビジョニング(SCIM)はなぜ重要ですか?
入退社・異動のたびに各SaaSで手作業するとミスと削除漏れが起きます。SCIMで人事情報と連動させれば、入社時の権限付与と退職時の一斉停止を自動化できます。
Q4. ID基盤と人事情報をどう連携させればよいですか?
アカウント作成・停止の正解は人事情報です。ChordOneで入退社を一元化し、それを起点にSaaS棚卸し・オフボーディングを回すと自動化が正しく機能します。情シス・SaaS管理を参照してください。
人事の動きから、アカウント管理まで漏れなく
従業員情報を軸に、利用中SaaS・デバイス・退職オフボーディングを一元管理。IDaaSと組み合わせて20人まで無料で試せます。
編集部メモ
本記事は各社の公開情報と編集部の運用知見をもとに、IDaaSを「主力グループウェアへの適合」と「人事情報との連携」の観点で整理しました。対応・料金は2026年6月時点の目安で、最新情報は各社公式をご確認ください。事実誤認のご指摘は お問い合わせフォーム まで。執筆方針は 編集体制ページ をご覧ください。
関連情報・出典
- Microsoft Entra 公式サイト
Entra ID のSSO・条件付きアクセス・料金の最新情報。
- Okta 公式サイト
SaaS連携・プロビジョニングの最新情報。
- トラスト・ログイン 公式サイト
国産IDaaSの機能・無料枠の最新情報。